SONY Xperia XZ2 と XZ2 Compact をMWCで発表! デザインが大幅変更だが・・・改悪としか思えない
スペイン・バルセロナで開催中のモバイル関連見本市 MWC 2018でソニーモバイルから「Xperia XZ2」「Xperia XZ2 Compact」が発表されました。
Xperia XZ2シリーズは、ソニーモバイルのフラグシップモデルで、今回の発表は5.7インチ画面の「XZ2」と、コンパクトサイズの5.0インチ画面「XZ2 Compact」の2モデルが発表となりました。
SONYのXperiaといえば、新モデルがでてもあまりデザインが変わらない事である意味有名でした。
もちろん、多少の違いはそれぞれあるのですが、本当に多少の違いです。
そんなSONYのXperiaも今までのデザインを捨て去り、新しいデザインを打ち出してきてますので、紹介致します。
サイズ比較
サイズは2モデルでかなりの差別化をうちだしてきたと思います。
「Xperia XZ2」は5インチと最近では出されることが少なくなった端末サイズです。 コンパクトなスマホが大好きという方は一定数いますので、そういう人たちにとっては嬉しいサイズではないでしょうか。
「Xperia XZ2 Compact」5.7インチと最近では主流なサイズになっています。こちらはもちろん、大きいサイズのディスプレイを使用したいという人達を対象にしたと考えられます。
気になるのはこの厚みですね。「Xperia XZ2」は端末サイズが大きい分厚みが抑える事ができたのか、11.1mmの厚さ。
「Xperia XZ2 Compact」は端末サイズが小さい分厚くなってしまったのか、12.1mmもあります。
横から撮影している上の画像を見ていただければわかるかと思いますが、背面はラウンドフォルムになっており、端っこは一番薄く、端末の中心が一番厚みがあります。
この厚みがどれくらいホールド感に影響するかわかりませんが、重量もそこそこありますので、購入を考えている方は実際に端末を触ってみてから決めた方がよいと思います。
スペック
本体情報
|
Xperia XZ2 Compact |
Xperia XZ2 |
4Gバンド |
LTE |
LTE |
発表・発売予定 |
2018年2月発表 4月発売予定 |
2018年2月発表 4月発売予定 |
サイズ |
135 x 65 x 12.1 mm |
153 x 72 x 11.1 mm |
重量 |
168 g |
198 g |
SIM |
ハイブリッドデュアルSIM (Nano SIM/ Micro-SIM, デュアルスタンバイ) |
ハイブリッドデュアルSIM (Nano SIM/ Micro-SIM, デュアルスタンバイ) |
OS |
Android 8.0 (Oreo) |
Android 8.0 (Oreo) |
メモリ |
64 GB, 4 GB RAM |
64 GB, 4 GB RAM |
CPU |
Qualcomm MSM8998 Snapdragon 845 |
Qualcomm MSM8998 Snapdragon 845 |
GPU |
Adreno 630 |
Adreno 630 |
MicroSD対応 |
有 MAX 400GB Simトレイ2 使用 |
有 MAX 400GB Simトレイ2 使用 |
CPUには最新のSnapdragon 845を搭載しています。
少し驚くのが、MicroSDの対応が400GBにUPしている事です。 他の端末で400GBに対応しているのは少ないと思います・・・。
写真や動画をたくさん撮る人用に大容量に対応したのかもしれませんね。
ディスプレイ
|
Xperia XZ2 Compact |
Xperia XZ2 |
タイプ |
IPS タッチスクリーン液晶 |
IPS タッチスクリーン液晶 |
サイズ ・解像度 |
5.0 インチ 1080 x 2160 ピクセル, アスペクト比18:9 (~483 ppi) |
5.7 インチ 1080 x 2160 ピクセル, アスペクト比18:9 (~424 ppi) |
保護 |
コーニング ゴリラガラス 5 |
コーニング ゴリラガラス 5 |
防水・防塵 |
IP65/IP68 |
IP65/IP68 |
液晶はIPS液晶を採用しています。従来通りですね。
端末のアスペクト比は現トレンドである、アスペクト比18:9を採用しています。
防水・防塵もしっかりしていますので、日常生活で使用する分には、水を気にせずに使用することができそうです。
カメラ
|
Xperia XZ2 Compact |
Xperia XZ2 |
メインカメラ |
19 MP (f/2.0, 25mm) |
19 MP (f/2.0, 25mm) |
インカメラ |
5 MP (f/2.2) |
5 MP (f/2.2) |
ビデオ |
2160p@30fps, 1080p@30/60fps, 1080p@960fps |
2160p@30fps, 1080p@30/60fps, 1080p@960fps |
カメラはシングルカメラですが、1900万画素という高画質なカメラレンズを搭載。
もともと、ソニーのカメラレンズは好評ですので、問題なく綺麗に撮影することが可能だと思います。 ビデオ撮影で、960フレーム/秒のスーパースローモーション撮影が可能になっています。
通信 その他
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Xperia XZ2 Compact |
Xperia XZ2 |
Wi-Fi |
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac, dual-band, |
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac, dual-band, |
Bluetooth |
5.0, A2DP, aptX HD, LE |
5.0, A2DP, aptX HD, LE |
USBタイプ |
3.1, Type-C 1.0 |
3.1, Type-C 1.0 |
3.5mmジャック |
無 |
無 |
センサー |
加速度センサー ジャイロセンサー 近接センサー コンパス 気圧計 |
加速度センサー ジャイロセンサー 近接センサー コンパス 気圧計 |
認証機能 |
指紋認証 (背面) |
指紋認証 (背面) |
その他 |
急速充電対応 (Quick Charge 3.0) |
急速充電対応 (Quick Charge 3.0) |
バッテリー |
Li-Ion 2870 mAh |
Li-Ion 3180 mAh |
端末カラー |
ブラック ホワイト シルバー モスグリーン コーラルピンク |
リキッドブラック リキッドシルバー ディープグリーン アッシュピンク |
価格 |
600ユーロ 約80000円 |
800ユーロ 約105000円 |
※ 注意していますが、上記情報は100%正確とは限りません。ご了承ください。
3.5mmジャックが搭載されていませんので、有線イヤホンしか所持してない人は注意が必要ですね。 ワイヤレスイヤホンかType-Cをイヤホンジャックに変更できるものを購入する必要があります。
指紋認証は側面から背面に移動しています。注意が必要なのはもう一つ、生体認証は指紋認証しかありません。
ですので、テーブルの上に置いた時とかは、端末を一度持ち上げて指紋認証をするか、パスコードを入力するなどして、ロック解除する必要gあります。
端末対応バンド
LTE / 3G
・docomo B1 B19 B21 B28 B42
・au B1 B11 B18 B26 B28 B42
・softbank B1 B2 B8 B28 B42
※2018年現在の周波数対応バンドになります。 色が付いてるのは、端末対応バンドです。
日本大手キャリアからの取り扱いは決まっていませんが、日本で使用するバンドには対応しているはずですので、詳細がでたらまた情報として載せるようにいたします。
総評
今回のこの端末、正直に言うとソニーさんにがっかりした内容になっています。
一言でいうと、ユーザー目線に立っていない印象を受けました。
この2モデルの端末に対する不満は簡単にまとめると下記のようになります。
- デザインが iPhone Galaxy Sシリーズ LGを足して3で割ったような中途半端なデザイン
- ラウンドフォルムのため、平面の上において動作する時に、グラグラする恐れがある
- 前面下部、SONYロゴの為だけのスペース
- 側面の指紋認証が背面に移動
- 生体認証が指紋認証しかない
なぜ私がこう思うのか、上から簡単に説明します。
まず、デザインについて、今回デザインが変わりましたが、新しさが全く皆無で、他社のデザインの真似をしただけのような印象をうけます。
これならまだ以前のような角ばったデザインの方がXperiaらしくて良かったと思います。
そして背面がラウンドフォルムになりましたが、平らなところで文字入力した時にグラグラしないんでしょうかね。
実際に触ってないのでわかりませんが、背面が不安定になるような気がしてなりません。
そして、背面に搭載した指紋認証と、SONYのロゴだけで占領している画面下部。 この部分も全部ディスプレイにしてしまえば良かったのにと思います。
他社メーカーが指紋認証を背面にしているのは前面のディスプレイを大きくした時に場所がないから背面にしているだけで、前面にスペースが少しでもあれば物理ホームボタン+指紋認証を設置していますが、この端末はSONYのロゴだけです。
過去のモデルを見ても、SONYのロゴはほとんどと言っていいほど前面にあります。 ここまで来ると、企業のロゴを前面に入れたいだけなんじゃないかと思いますし、ユーザーの使い勝手を本当に考慮しているのか? と疑問に思ってしまいます。
前のモデルまで側面にあった指紋認証は私も何度か使用しましたが、結構使い勝手がいいんです。
手に持った時にちょうどいい感じで認証ボタンが来るんですよね。 それなのに、今モデルから背面に移動したのは正直改悪としか思えません。加えて、他の生体認証が無いことが、指紋認証の改悪に拍車をかけています。
顔認証等があれば、指紋認証が背面に設置されていて、すんなりと認証ボタンが触れなかったりしても、顔認証を使ってサクッとロック解除できますが、このモデルは指紋認証だけですので、パスコードで解除するシーンが増えそうですね。
私は実際に実機を触ってみませんが、画像や動画を見ただけで使い勝手が悪そうな印象を受けました。
色々マイナス意見を書きましたが、私個人的には購入はしないと思いますし、他の人にもオススメしないと思います。
個人的にSONYが嫌いとかそういうのはないですよ笑 SONYさんの製品は結構使ってますし、日本企業だから応援もしています。
ただ、今回のはあまりにユーザー目線で考えてくれてない印象を受けましたので、マイナスな意見を書いてしまいました。
実際に販売されて購入した人の生の意見を聞くまではわかりませんが、SONYさんの次回作に期待したいと思います。
⇩⇩⇩にハンズオン動画を載せておきます。
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