2021/09/20

【スマホの知識】ディスプレイの種類や性質、性能は知ってる?  スマホ選びやPCディスプレイ選びに役立てて

 
 

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今日はディスプレイの種類について説明しようと思います。

ぶっちゃけますが、私自身、液晶についてあまり詳しくありませんでした。

IPS液晶とかTFT液晶とか、ぼんやりとそういう名称くらいしか知らなかったんですね。

 

それでスマホのスペック見ていると、 まあ色々なディスプレイの名称が出てくる出てくる。

代表的な物で言えば、 「Apple の Retinaディスプレイ」 や 「SONY の トリルミナスディスプレイ」 やら。

それに IPS とか LTPSとか

液晶ってそんなに種類あんの!??!

みたいな感じになりましたので、自分の勉強も兼ねて色々調べてみました。

その調べた内容を簡単にまとめて皆さんに紹介いたします。

これを読めば ディスプレイについて少し理解が深まりますし、スマホのみならずテレビやPCのディスプレイにも使える知識ですよ。

ただ、本当に簡略化して紹介しますよ~~。 細かく言ってたら頭がこんがらがっちゃうと思いますので。。。。私がww

 

 

ディスプレイの種類

現状スマホやPCに使用されるディスプレイは大きく分けて2種類のディスプレイが存在します。

『有機ELディスプレイ』と『液晶ディスプレイ』です。

ではまず有機ELディスプレイから簡単に紹介します。

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♠ 有機ELディスプレイ (Organic Electro Luminescence Display)OELD

メリット

  • 画面自体が発光する それぞれの点が独自で発光するので、特に黒色の色味が深くなる。
  • 色のコントラスト(濃淡)がはっきりする。
  • 消費電力が少ない
  • 視野角が広い
  • バックライトがいらない為、薄く軽くなる。
  • 応答速度が速い

デメリット

  • 長時間同じ画面を表示すると画面に残像が残ってしまう。 俗にいう画面の『焼きつき』
  • 製造コストが高い

※Always-on-display はこの『焼きつき』を防ぐ為、少しずつ画面を移動させている

 

 

AMOLED

正式名称は『Active Matrics Organic Light Emitting Diode』。アクティブマトリクス式有機ELという意味です。有機ELディスプレイと言えば、大体この方式だと思います。

  • にじみが少ない
  • 応答性が良い
  • 太陽光下での視認性が悪い

    一番左が有機ELディスプレイ。 右2つは液晶ディスプレイです。

Super AMOLED

  • AMOLEDの進化版
  • 太陽光下での視認性UP 

 

Fluid AMOLED

計算流体力学(CFD)ソフトウェアを使用して、コストと性能の両面が最適化されたAMOLEDディスプレイ。

他のディスプレイよりも高いリフレッシュレートを提供します。

応答速度の時間を短縮し、消費電力を大幅に削減します。 それに加えて、LCDディスプレイよりも大幅に高いコントラスト比も備えています。

LTPO

低温多結晶酸化物を意味する「Low Temperature Polycrystalline Oxide」の略称

LTPO有機ELディスプレイがスマートフォン用のディスプレイとして採用されると、消費電力を抑えたLTPOディスプレイは、同サイズのディスプレイと、バッテリー容量を搭載し端末でも、LTPOディスプレイを搭載している端末が、より長く使用できるようになります。また、同じ消費電力でも、より大きな画面を搭載、稼働する事が可能になります。

フレキシブルディスプレイ

有機ELの1つ。

ガラス基板の代わりにプラスチック基板の上に液晶を形成しディスプレイを曲げたりすることが可能になりました。

今でいえば、折り畳みスマートフォンなどに使用されているディスプレイと考えてもらえればわかりやすいと思います。

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♠液晶ディスプレイ

次に液晶ディスプレイの紹介です。

単語や性質を調べていくと、色々な単語があって、なかなかややこしいですww。

皆さん IPS液晶 とか VA液晶 とか IGZO液晶とか

なんでも液晶という単語を使うので、非常にややこしかったですww。

簡単に言いますと

【TFT液晶 = 液晶パネルの種類 +  半導体デバイス技術】 という考え方でいいと思います。

「IPS」 も「 VA」 も「IGZO」 も TFT液晶の1つです。

上記の事も頭にいれながら、下記液晶ディスプレイについて読んでみてください。

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液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)通称 LCD

メリット

  • バックライトがあるので、明るい環境下でも見やすい
  • 製造コストが安い

デメリット

  • 視野角が有機ELより狭い
  • 種類によって、色の表現差が大きい

 

 

TFT液晶 〖thin film transistor〗 薄膜トランジスター

現在主流の液晶。薄膜トランジスタを使った液晶ディスプレイの表示方式であるTFT液晶は、アクティブマトリクス駆動方式の、薄膜状に加工されたトランジスタを用いるタイプのもの。

 

IPS方式

TFTの液晶パネル1つ。iPhone、iPad(初代〜第4世代)が採用しているのがIPSです。

  • 視野角が広い
  • 色調変化が少ない
  • 応答速度が低め

 

VA方式

TFTの液晶パネルの1つ。

  • 視野角 色調変化は IPSに劣る
  • 応答速度が速い

 

TN方式

TFTの液晶パネルの1つ。 ローコスト中華スマホ、ノートPCに多い

  • 製造コストが安い
  • 応答速度が速い
  • 視野角が狭い
  • 色調変化が大きい

それぞれの視野角の違いです。 IPSが一番綺麗に映ってます

 

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TFTを構成する半導体デバイス技術

 

IGZO

IGZOは「インジウム(In)、ガリウム(Ga)、亜鉛(Zn)から構成される酸化物(O)」の頭文字を取ったもの。

採用機種は増えてきており、最近ではiPad Airが採用しています。

  • 高精細化
  • 省電力化
  • タッチパネルの高感度化
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a-Si (アモルファスシリコン)

TFT液晶の技術の1つ。透明なガラス板の上にシリコン膜のTFT素子を形成している。

少し前までの主流技術

IGZO と a-Si の違い

 

 

LTPS  (低温ポリシリコン)

TFT液晶の技術の1つ。a-siの進化版と考えればOKです。

IGZOより生産性が良い。

今の高画質スマホは、ほとんどLTPSを採用していると思います。

 

 

※IGZOの性能は LTPSとa-siの中間くらいです。イメージとしては このような感じ➔ a-Si>IGZO>LTPS

 

 

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SLCD

Super LCD。直訳するとスーパー液晶ディスプレイ。 ソニーとジャパンディスプレイが推しているVA方式のTFT液晶。Xperia ZはSLCDを使用しているようです。

  • 低消費電力
  • 視野角が広い
  • 発光色が自然

SLCDと有機ELディスプレイを比較した写真

 

 

Quantum Dots(量子ドット)

Kindle Fire HDXで採用された最先端の液晶技術。IPSのTFT液晶ですが、有機ELに似た特性を持ち、色の再現度が高く、電力効率にも優れるのが特徴。

 

トリルミナスディスプレイ for mobile

最近のXperiaシリーズに搭載されているディスプレイ技術。TFT液晶でIPSやVAが使われています。Xperia Z UltraがIPS方式、Xperia Z1はVA方式を採用。「for mobile」では広色域を再現可能なディスプレイとしてこの名称を使っており、本来のトリルミナスディスプレイとは異なるようです。

 

Retinaディスプレイ

AppleがiPhone 4で初めて採用した高精細ディスプレイの名称。液晶としてはIPS方式のTFTでRetinaだから特別な液晶ということはない模様。

 

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いかがでしょう?

なんとなく分かって頂けましたか?

〇〇液晶ディスプレイ と色んな名称がありますが、 結果ほとんどが『TFT液晶』という事なんですね。

Retinaもトリルミナスも TFTのIPS方式で根本的には同じという事ですね

 

いやはや、私自身非常に勉強になりましたが、半導体レベルの話まで行くとは思ってませんでしたwww

ただ、まだちょっと理解できてない部分もあるんですよね。

私も専門ではないのでちょっと理解できてない部分もあるんですよね。詳しくわかる方、もし私の理解が間違っていたらメールで教えて頂けると非常に助かりますww

ではまた~

 

 

 

 

 

 

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